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宗教って難しいねっていう話

こんにちは。新年1つ目の投稿です。新年のあいさつは別として、ご無沙汰しております。今回は宗教の話です。モロッコはご存知の通りイスラム教国家です。とはいえ、以前の記事でも書いたように都市部に限って言えば、そこまで敬虔な信者というわけではなく、「伝統的にイスラム教だから」や「国教がイスラム教だから」という理由で、イスラム教徒でいる人が多いです。そのため街にはバーもありますし、欧米系のスーパーではお酒も購入することもできます。

と、そんなに「堅くない」モロッコですが、そこはイスラム教国家。中には敬虔な信者もいるんですよね。今日そんなことをふと感じる出来事があったので記事にします。

モロッカンネーム?

モロッコ=アラビア語、フランス語が公用語として使われているので、日本人の名前はなかなか覚えづらいし、発音しづらい部分があるんです。そのため、こちらに来ている日本人の多くはモロッカンネームを自分でつけるか、カウンターパートなどにつけてもらったりしている人が多くいます。

モロッカンネームを名乗ると、覚えてもらいやすくなるし、モロッコ人の多くは喜びます。「おぉモロッカンネームあるのかっ!」みたいな感じでほとんどのモロッコ人は喜んでくれます。自分の名前はフルで名乗るとなかなかこちらの人には発音が難しく、覚えてもらえないんですよね。それは自分だけでなく、ほかの隊員も同じです。ということで自分もモロッカンネームをもらって名乗っていました。

しかし、今日モロッカンネームを名乗ったところ、あるモロッコ人に「イスラム教徒に改宗したのか?」と聞かれました。

そこで、「イスラム教徒にはまだなってはないよ」と答えると「イスラム教徒になってないんだったらイスラムネームを名乗ってはいけない」といわれました。

まぁ、そこまで厳しい感じではなく、いつも気さくに話す人なので、大きな問題にはならなかったのですが、ほんの些細なことでも注意する必要があるなと感じた出来事でした。

自分ではそこまで考えていなくても、ちょっとした言動が場合によっては「侮辱」と取られてしまうこともあるかもしれません。改めて宗教の違いというのは注意しなければと思いました。

※なお、モロッコ人の多くは宗教の違いを理解してくれるので、そこまで神経質になる必要はありません。

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