協力隊へはPCインストラクターとして来ていますが、前職は物流会社で働いていました。こんばんは、アメンボです。退職後も何かと物流面が気になってしまいます。少々職業病ですね(笑)。オンラインニュースサイト、Le Point Afriqueによれば、モロッコ北部のタンジェコンテナターミナル(Tangier Med Terminal)は貨物取扱量でエジプトを抜き、アフリカ最大規模になったと発表しました。また同時に世界規模でも45位へ躍り出たとのことです。
Port Said(エジプト)を抜いてアフリカトップへ
Tangier Container Terminalは2017年に3,312,409 TEUのコンテナを扱い、今年に入って半年間の間に1,668,566 TEUのコンテナを扱ったと発表しています。これは昨年比で7パーセントの増加で、これにより今までアフリカトップであったエジプトを抜き、アフリカトップへ躍り出ました。2016年まではエジプトが唯一、世界トップ50へランク入りしていましたが(World Shipping Council より)、そのエジプトを抜くことで、暫定世界第45位へと躍り出たとのことです。
ニュースサイトによれば、アフリカ地域で世界レベルのコンテナターミナルを有しているのは、モロッコのほかナイジェリアのLagos、ケニアのMombasa、そしてエジプトのPort Saidのみだとのことです。
今後の展望
モロッコは近年、経済の発展に力を入れており、IT分野、物流分野など様々な面で政府が成長を後押ししています。その中でも物流面は戦略的に進めており、タンジェ(Tangier)では現在第四ターミナルを建設中です。2019年にまでに稼働予定で、アフリカ最大かつ最新のコンテナターミナルが稼働する予定となっています。
物流に関しては、モロッコはヨーロッパ、アフリカ、アメリカをつなぐ重要な位置にあるので、今後の発展が楽しみですね。
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参考サイト
原文(フランス語)
英語サイト
https://www.moroccoworldnews.com/2018/08/252478/le-point-afrique-tangier-port-africa/